提供:大塚製薬株式会社、大塚食品株式会社、株式会社大塚製薬工場、大塚ホールディングス株式会社

徳島の化学原料メーカーから、世界のトータルヘルスケアカンパニーへ。創業100周年を迎えた大塚グループは、時代とともにどう成長してきたのでしょうか。

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ボンカレー、ポカリスエット、カロリーメイト……。誰もが知るロングセラー商品を世に出し続けてきた大塚グループが2021年9月に創業100周年を迎えた。

創業時は炭酸マグネシウムなどを作る化学原料メーカー。その約25年後に、輸液などの医薬品製造を開始し、製薬会社として歩み始めた。この事業で培ったノウハウを活かして生まれたのが「ポカリスエット」である。「汗の飲料」というコンセプトは発売当初こそ理解されなかったものの、その健康価値を伝える粘り強い活動により、日本でイオン飲料という新たな市場を拓き、海外展開を進めた。

その後、大塚グループは「医療関連事業」と「ニュートラシューティカルズ関連事業(ニュートラシューティカルズ(Nutraceuticals):Nutrition(栄養)とPharmaceuticals(医薬品)から作られた言葉)」という両輪で歩んでいく。「ものまねをせず、世界に通じるものを創る」思いで、顕在化しながらも満たされていないニーズに焦点をあて、画期的な製品づくりに取り組むのが医療関連事業だ。「カルボスチリル骨格」を応用した多数の医薬品が今日の大塚グループの事業を支えている。

ニュートラシューティカルズ関連事業では、医療関連事業で培われたノウハウを活かし、科学的根拠に基づく独創的な製品を開発。消費者の潜在的なニーズを掘り起こし、製品価値を広めていくことで新しい市場を創出している。健康や環境問題が顕在化した頃生み出された「ソイジョイ」は、「畑の肉」ともいわれる大豆をまるごと使用し、時代の変化に敏感だったからこそ生まれた商品だ。

少子高齢化や女性の社会進出、感染症の拡大……。環境は変化し続け、時代と共に新たな社会課題や健康課題が生じている。ヘルスケアへの意識も年々高まり、自分の健康は自分で守る時代に。人々の健康リテラシーを高めるために大塚が長く取り組んできた「疾患・健康啓発活動」はますます重要になっていくだろう。

先人から受け継がれている、自ら汗を流し実践する先に本質を理解できるという「流汗悟道」。物事を成し遂げることで真理に達するという「実証」。大塚にしかできないことを追求する「創造性」。既成概念にとらわれず、人々の健康のために挑戦し続ける精神が、これからの大塚の100年をより確かなものにしていく。

大塚グループ100年の歩み

1921
大塚製薬工業部創設炭酸マグネシウムの製造を開始

写真提供:徳島県立博物館

徳島県鳴門市で、塩田の残渣(にがり)から炭酸マグネシウムを作る化学原料メーカーとして大塚武三郎が起業。社名は大塚製薬工業部。当初は社員わずか10人ほどだった。

1946
各種注射液などの医薬品製造販売を開始

大塚武三郎の長男、大塚正士が輸液事業を開始し、点滴注射液を全国の病院に展開。化学原料メーカーから医薬品メーカーへ。

1953
「オロナイン軟膏」発売

アメリカ・オロナイトケミカル社の殺菌消毒剤を利用して開発。大塚グループとして初のOTC医薬品(一般用医薬品)発売だった。家庭にひとつ常備されるといわれるほどの商品に。

1964
大塚製薬株式会社を設立

日々の健康維持や予防、未病から疾病の治療、診断、そして予後まで。医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業のシナジーを活かし、時代ごとの健康課題に応えていく。

1965
「オロナミンCドリンク」発売

4年前に発売した大塚製薬初のドリンク剤「グルクロン酸ビタミン内服液」以降、消費者向けの健康飲料としておいしさも追求。当時はまだ一般的でなかった“炭酸というさわやかさ”に着想を得て「オロナミンC」が誕生した。それまでと異なる販売網の開拓にもチャレンジ。「元気ハツラツ」のキャッチコピーで発売当初から現在まで、人々に元気を届ける国民的飲料に。

1968
世界初の市販用レトルト食品「ボンカレー」発売

大塚グループが大塚食品を立ち上げたのが1964年。洋食の花形だった「カレー」を、粉や缶詰ではなく他社と違うものをとレトルトカレーの開発に着手する。「一人前入り、お湯で温めるだけ、誰でも失敗しないカレー」で「常温で長期保存が可能」「保存料を使わない」が絶対条件だった。大塚グループの点滴液の殺菌技術を応用したことで世界初の市販用レトルト食品が誕生。おいしいカレーが簡単な調理で食べられる魅力は、当時だけでなく社会環境が変化した今の時代にもマッチ。

1973
大塚グループ初の海外事業会社設立

最初の海外進出はタイ。国際化が急速に進み、他の製薬企業が欧米諸国を見据える中、大塚はまずは輸液を必要としている近隣のアジアから展開を開始。その後「世界の人々の健康への貢献」を目指して、欧米へも進出。

1980
大塚製薬初の自社創薬の医薬品を発売

1971年から自社医薬品の開発を開始。「カルボスチリル骨格」の可能性を見出し、初めての自社創薬である高血圧治療薬と気管支拡張剤を発売。無限の可能性をもつこの骨格が大塚の創薬の原点となった。

1980
「ポカリスエット」発売

手術後の医師が水分補給のために点滴液を飲む姿から得た「飲む点滴液」というヒントと、海外でお腹をこわし脱水症状に陥ったときの「水分、電解質と栄養が補給できる飲料があれば」との体験から、「汗の飲料」というコンセプトで開発。甘いジュースが主流だった当時、飲み慣れない味が受け入れられず苦労したが、日常の汗をかく様々なシーンで実飲してもらうなど健康価値を伝える地道な活動を行い、イオン飲料という新しい市場を創出。

熱中症対策啓発活動
年々その重要性が増している熱中症対策。大塚製薬は約30年にわたり、スポーツの現場のみならず、学校や職場、日常生活のあらゆるシーンにおける水分・電解質補給の重要性について伝え続けている。

1983
「カロリーメイト」発売

患者さんの早期回復のためにと、点滴に代わる栄養食が開発の原点である「カロリーメイト リキッド」。朝食欠食の問題に着目し、「いつでもどこでも誰にでも食べられる朝食」をコンセプトに開発された「カロリーメイト ブロック」。ライフスタイルの多様化とともに食生活が変化していく中で、現代人のためのバランス栄養食として誕生した。新しいカテゴリーの食品であったため当初は販売に苦労したが、スポーツ選手からアプローチし、医師や栄養士などに評判が広がったことで話題に。

栄養の大切さを伝える「食育」
子どもたちへ栄養の大切さを伝える食育の活動を自治体や栄養士会、保健師会などと連携して実施。生活習慣病対策についても自治体や企業などと協働している。栄養を楽しく学べる食育アプリも開発。「OTSUKA まんがヘルシー文庫」は1989年から全国の小学校や特別支援学校などに寄贈を続けている。

1998
大塚グループ創立75周年として大塚国際美術館を開館

世界に類を見ない陶板名画美術館として、鳴門市にオープン。古代壁画から現代絵画まで、西洋名画千余点をオリジナルと同じ大きさに再現。色褪せない、原画のもつ美術的価値を伝える。

2006
「ソイジョイ(SOYJOY)」発売

「畑の肉」と呼ばれ良質な植物性タンパクとして注目される大豆。健康と環境意識の高まりの中Soylution(大豆のソイ+解決のソリューション)を掲げ、「SOYJOY」が誕生した。小麦粉を使わず、大豆をまるごと粉にした生地で作った大豆バーで、低GI食品、グルテンフリー食品としても人気。

徳島板野工場竣工

1999年竣工。大塚製薬の医薬品・食品の製造を行うだけでなく、人と環境に優しい工場として、「自然との共生」をコンセプトにしている。野生生物が観察できるビオトープも設置。工場見学を積極的に受け入れ環境教育なども行っている。地域のウォーキングイベントを共催し工場を開放するなど、地域に開かれた工場を目指している。

2008
大塚ホールディングス株式会社設立

大塚製薬、大塚製薬工場、大鵬薬品工業、大塚倉庫、大塚化学、大塚食品、大塚メディカルデバイスを主要事業会社として位置付ける持ち株会社。2010年に東証一部上場。

2014
女性の健康をサポート、「エクエル」

大塚製薬が長年行ってきた大豆研究から、健康価値を見出した成分エクオール。エクオールを産生する乳酸菌を発見し、製品化に成功。女性の健康と美をサポートするサプリメントとして「エクエル」が誕生した。女性活躍推進の中、女性特有の体調の変化について知って対処することの重要性を伝え、健康リテラシー向上のために啓発活動を行っている。

2021
大塚グループが創業100周年

Otsuka-people creating new products for better health worldwideの企業理念のもと、革新的な製品とサービスを提供し続け、「世界の人々の健康に貢献する、なくてはならない企業」を目指す。


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●情報は、FRaU2021年12月号発売時点のものです。
※本記事で紹介している商品の価格は一部を除き消費税を含んだ金額です。なお一部の商品については税込価格かどうか不明のものもございますのでご了承ください。
Illustration:Yukari Kawanaka Text:FRaU