「資産としてのアート」の可能性
3.購入したオーナー権はオンラインで売買可能
実はANDARTのオーナー権はオンラインで売買することができる。会員間取引機能を、β版で提供しており、買い手が売り手(現オーナー)へ買い取り注文オファーを出し、売り手が承諾することで取引が成立し、次のオーナーへオーナー権を譲ることができる。その際、買い手は好きな価格でオファーを出すことができるため、相対取引によって自然に値上がりが起きることもあるという。また正式版では、売り手からも価格を提示することが可能になる予定だ。
また、各アートにはANDARTでの最低保有期間が設けられているが、その後サービス外に売却するという選択肢もありうる。
ANDARTが今後開催予定のオーナー総会でオーナー権販売開始から一定の最低保有期間を超えた作品に限り、オーナー総会において売却の決議が取れるようになり、売却が決議された場合、実施される構想があるという。
世界のアート市場は現在、7兆円規模とも言われている(出所:「日本のアート産業に関する市場調査2020」(一社)アート東京、(一社)芸術と創造)。
たったの1万円で巨大市場に参加できるアート作品の共同保有。アートは今や「買う」ものだと認識を改めてもよいのかもしれない。