男女問わず、本音を隠している?

写真:岡本英理

――姉・ちはるの辛口な“金言”も作品の大きな魅力だと思いますが、初回から、「いかに自分は家庭的か」をアピールするあざとい系女子への容赦ない指摘がありましたね。

杉野:きっと姉ちゃんは、人の本質が見えている人なんでしょうね。辛辣だけど鋭い。順平が「失恋したかもしれない」と姉ちゃんに相談したとき、「私がアンタみたいな男と別れたいときは『優しい』ってキーワードを乱用するかな。『順平くんって優しすぎて、このままだと私がダメになっちゃいそう』って」と姉ちゃんが言うんですけど、これ、あるよな〜って(笑)。

男女問わず、こういう一見優しい「逃げ」の言葉ってありますよね。たとえば、男なら「俺が悪いんだ。君は何も悪くない」って言うかもしれない。恋愛に限らず、こういう「人の本音が隠れた言葉」ってあるなって考えさせられました。

そういう言葉で相手のマウントを取る人もいますよね。僕、「あ、今マウントを取られてるかも」って敏感になっちゃうんです(笑)。

写真:岡本英理
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――杉野さんも、マウント取られたりすることあるんですか?

杉野:ありますよ(苦笑)。「今度こんな大きな仕事するんだ〜」と言いながら、相手を牽制しようとする人って、どの世界にもいますよね。まぁそんな言葉にムカついてしまうこと自体、自分もまだまだだと思うんですが……。