「黒木華さんとの時間に癒やされました」

――杉野さんが演じる順平は家には姉がいて、職場には女性の上司がいて、日々彼女たちに“お説教”されているわけですが、それを素直に聞き入れている姿が印象的でした。

杉野:順平本人は家でも職場でも、男とか女とか関係なく、相手から受けたものを素直に吸収できる。どこまでも素直でイイヤツなんです。イイヤツすぎるよな、とは思いますけど(笑)。

仕事から帰ったあとの夕飯タイムが二人の語らいの時間/『僕の姉ちゃん』(C)テレビ東京
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――見どころは、やはり姉役の黒木さんとの会話のやりとりですね。

杉野:そうですね。ストーリーが進むにつれて、姉と弟の関係が変化していくんですが、僕も撮影を重ねるごとに、黒木華さんがだんだん本当の姉のように思えてきました(笑)。このドラマを撮影していたのが4月だったんですが、僕自身が映画の撮影や初舞台の稽古の準備と、かなり立て込んでいた時期で、スケジュール的にも精神的にも結構いっぱいいっぱいだったんです。撮影も深夜に及ぶこともあったんですが、そんなとき、黒木さんと二人で疲れを超えてやたらテンション高くなったりして、その時間に癒やされていました。

帰宅時間が異なるから、それぞれが自分の夕飯を用意する。そんな二人の自立した関係が心地いい/『僕の姉ちゃん』 (C)テレビ東京

――杉野さんにも兄弟/姉妹はいますか?

杉野:弟がひとりいます。もし、自分に姉がいたら……きっといろいろと本音をぶちまけて、ケンカしちゃってるかも(笑)。このドラマの姉弟は、会社の愚痴や恋愛の悩みとか、外で大声じゃ言えない話をしながらも、それぞれがひとりの大人として、お互いを尊重しながら生活している様子がいいなぁと思いました。弟が仕事のことで落ち込んでいるときは、「アンタのいいところ、私知ってるよ」って姉ちゃんがさらっと言ったりする。この二人の距離感が作品の軸になっていると思います。