「49歳」の男は実は…

そうこうしていたら、翌日メールが来ました。

「君とこんな関係になってしまい、今はすごく恐怖に慄いている。僕には心臓疾患があり、コロナも蔓延しているこんなときに、君と親密な関係になったのは、恐怖だ」

もう、どーでもいいわ。

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そんなわけで、ちょっと冷静になり、気になっていた彼の年齢を調べることに。彼に一度「49歳ってことは私と一緒だね! 誕生日はいつなの?」と聞いたら、「自分が生まれた時、自分の住んでいた地域には出生届がなくて、誕生日はイギリスに留学するときになんとなく決めたんだよね。ガンジーと同じ10月2日にしたよ」とケムに巻かれた感じだったので、年齢もなんとなく怪しいなと思ったのでした。

でも、アメリカってすごいんです。名前をネットで検索すると、なんと、その人の「年齢、今まで住んだ場所の履歴(市くらいまで)、所有している不動産(これは購入金額や住所まで)、携帯電話の番号、結婚歴、親兄弟の名前、犯罪歴」なんでも出てくるんですーーー!!! 
で、2、3千円払うとその詳細が出てきます!!! 個人情報保護だの、肖像権だの、アメリカから輸入されてきた概念だと思っていましたが、こちら、なんでも出てきます。全く保護されていない! と、さらには、大学教授の評価サイトもあり、誰でも見られちゃう! もちろん、生徒からのものですが。

そして、この彼は、なんと62歳でしたー!!! おーーーーいっ。 

ガーーーーン Photo by iStock

いやいや、アメリカは悪いことできませんね。ある意味で安心できるからネットでの婚活が浸透するということなんでしょう。

そんな訳で、今回はデーティングどころか、年齢詐称男のヤリモクにひっかかるという苦い結果に終わったのでありました。
もはや「ケンブリッジ大学博士号」も怪しい、と思いましたが、それもちゃんと調べたら出てくるので、そこは確かでしたが。私も高学歴のフィルターに安心しきっていた部分もあるのかもしれません。

この彼とはそのどうでもいいメールに「問題ありません。自分の健康を優先してください」と答え、やっぱり、本気で好きな人、そして、相手も自分を好いてくれる人を探す、というシンプルな恋愛の目的に帰ることが大事なことなのかもしれないな、と今更ながらに切に感じたのでありました。

【次回は11月23日(水)公開予定です】

ヤマサキナナ「NY婚活日記」今までの連載はこちら