緊急事態に備え、飼い主ができること

一時的な転売禁止のおかげもあり、ロッケが服用していた「薬」も今は入手できるようになりました。でも二度と同じような不安な思いはしたくありませんまた、コロナは終息したとしても、災害などの別の非常事態が起き、突然「薬」や「療法食」が入手できなくなるかもしれません。それらの事態に備え、猫の飼い主として出来ることを考えてみました。

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まずは、人の場合と同じように、猫の「食事」や「薬」も備蓄しておく。そして、普段から「これしか食べない」を減らす工夫をする。同じ食事を与え続けると、それしか食べないケースが多いそうです。普段から朝はドライ、夜はウェットタイプにするなど、異なるフードを与える。健康な時から色々なフードを食べる習慣をつけておくと、病になった時はもちろん、品薄状態でも安心です。

猫は偏食クセがるので、どんなフードでも食べられるようにしておくことも大事。写真はロッケちゃんではなく、うしおくん。写真/中川ちさ

また、転売ヤーを増やさないためには、転売ヤーから購入しないことも重要だと思います。基本的に犬や猫の治療食は、獣医師の診断の上、利用するのが基本とされています。自己判断で勝手に食べさせると逆に症状を悪化させてしまうこともあるからです。「獣医師から購入すると定価だから高い」「わざわざ動物病院に行くよりもネットで購入したほうがラク」と思う人もいるかもしれませんが、動物病院や治療食のメーカーのECサイトなどで購入する人が増えれば転売ヤーは減少するはずです。オークションサイトやメーカーサイドの努力はもちろん、今後は飼い主側の購入の方法にも工夫が必要になってくるのかもしれませんね。

今は「ペットブーム」と言われます。悲しいことに飼い主の弱みに漬け込んだ商売も横行しています。もしもの事態に備え、まずは一人一人が出来ることから。かわいい命を守るため、出来る限りの対策を考えねばと思うのです。

元気になっていつもの元気な立ちポーズも決まるように。写真/中川ちさ