自民党、静岡選挙区で「惨敗」の衝撃…衆院選「圧勝ムード」に黄信号が灯った

単独での過半数も難しくなってきた

楽勝ムードはどこへやら

次の日曜日、10月31日に投開票を迎える第49回の衆議院総選挙の雲行きが怪しくなってきた。

公示前には、「(自民党の議席は)減ったとしても20~30議席程度。単独過半数の確保は間違いない」と自民党楽勝ムードが漂っていたにもかかわらず、ここにきて、その単独で過半数を確保できるかどうかが焦点だとか、単独での過半数確保は難しいといった見方が強まっているのだ。

「圧倒的に強い自民党」の印象は徐々に薄れてきている/photo by gettyimages
 

いったい何が起きているのか、探ってみた。

一昨日、10月24日の夜遅く、与野党の関係者の間を衝撃が走った。衆議院議員の総選挙の行方を占う前哨戦として注目され、新人3人が争った参議院静岡選挙区の補欠選挙について、NHKが立憲民主党と国民民主党が推薦した無所属の元県議会議員、山崎真之輔氏が自民党候補を抑えて初めての当選を確実にしたとの速報を打ったからである。

この結果は、同日行われた参議院山口選挙区の補欠選挙とあわせて、自民党が2連勝するという大方の予想を覆すものだった。

最終的な得票状況は、山崎氏が有効票の47.5%にあたる65万0789票を獲得。自民党候補で公明党が推薦した若林洋平氏の同44.0%にあたる60万2780票を抑えての快勝だった。

また、同選挙区では、共産党の新人・鈴木千佳氏が同じく8.5%にあたる11万6554票を獲得している。参院静岡選挙区では実現しなかった、立憲民主党、共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民連の5野党の選挙協力が衆議院選挙では幅広く実現しており、野党の気勢が上がる勝利だったのに対し、自民・公明の連立与党にはショックを隠せない敗戦だったのだ。

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