10月26日 今日は「青汁の日」

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

今日10月26日は「青汁の日」です。これは、10という数字をアルファベットの「IO(アイオー)」、つまり「青」に見立て、26という日付を「2(じ)6(る)」と語呂合わせしています。

青汁とはケールや大麦若葉などの緑黄色野菜をすりつぶしたものであり、原始的な飲み物に思えますが、日本で誕生したのは第二次世界大戦中のこととつい最近なのです。

この青汁を開発したのは医師の遠藤仁郎(えんどう・にろう)という人物で、戦中の食糧難の折にどうにかして健康的な食生活を送ろうと思案し、身近にある野草などをすりつぶして摂取しやすいようにしたことが始まりだと言われています。

その後も遠藤は現在の青汁にも欠かせないケールを材料とするなど青汁の改良と推進を続け、「青汁博士」とまで呼ばれました。余談ですが、「青汁」という名称は遠藤仁郎の妻であったヒナ子夫人によって命名されています。

さて、この青汁ですが、元々の開発目的が健康増進と言うだけあって多くのメーカーがそのような「健康」を謳って青汁やその粉末を販売しています。

確かに素材となる野菜類にはビタミン類が非常に多く含まれているほか、前述のケールには野菜の中でもトップクラスのカルシウムが含まれています。

しかし、誤解してはいけないこととしては「青汁さえ飲んでいれば野菜を取らなくても良い」わけではないという点です。当然ですが、青汁は未来のスーパーフードというわけではないので、それだけで1日に必要な栄養素を十分に補うわけではありません。健康への近道は「正しい食生活」であることを忘れてはならないのです。

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