怠慢が原因としかいえないのですが…

筆者が「金融事故を起こした」経緯をまとめると、以下のようになります。

1)    メインバンクを変更し、ほとんどそちらに貯金を移動させていた。

2)    結婚後、変更前の銀行の名前の変更申請や、そこに紐づいたクレジットカードの銀行登録の変更や名前の変更もしていなかった。

3)    持っているクレジットカードの枚数などを明確に把握しておらず、名前の変更をしていないカードがある認識がなかった。

4)    旧姓のままのクレジットカードを使ってしまった。

5)    クレジットカードとは違う姓のサインをしていたが、使えてしまった。

6)    残高のない銀行口座に紐づいているので、引き落としができなかった。

7)    カードの住所変更をしていなかったので、引き落としできなかった連絡を受け取ることができなかった。

8)    他のクレジットカードの引き落とし明細の細かいチェックもしていなかったので、かつて買い物をした支払いができていないことに気づかなかった。

かつては自分が持っているクレジットカードの枚数や種類を正確に理解して使い分けたりしていませんでした Photo by iStock
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この後すぐにカード会社に連絡をして事情を伝え、引き落としできなかった金額を即座に振込みました(とはいえ使用から1年以上経ってますが……)。住宅ローンを申請しなかったら、そのままになってしまっていたと考えるとゾッとします。自分がローンを借りられないということも残念でしたが、払うべきお金を払っていなかったのです。すべては姓の変更や口座の整理をしていなかった筆者が悪いと心から反省しました。

その後筆者が急ぎしたことは、クレジットカードを整理し、自分が認識できる枚数に絞ることでした。そして引き落としがされる銀行口座も統一しました。さらに、明細を電子で受け取れるようになってからは郵送ではなく電子版で受け取るようにも変更し、必ず内容を確認するようにしました。

しかし同時にちらっと、「姓を変えずに済んでいたらこうはならなかったかも」と思ったことも事実です。役所に行き、銀行の窓口やパスポートの窓口に通い、結婚して姓を変えるとこんなに面倒なのか! と愕然としました。そういうわずらわしさもあって、情報をアップデートしないままの口座やカードを残してしまっていたという面も否めません。

とはいえ、最も大切なのは、カードの数を自分が確実に把握できるだけにして、住所なども含めてきちんと情報をアップデートすること。この騒動の原因は筆者の怠慢以外の何物でもないのですが、こういう金融事故もあり得るのです。しかしクレジットカードは、使い方をきちんとすれば本当に便利なもの。今でも何枚かを利用していますが、きちんと管理する重要性を身をもって学びました。ちなみに、今はそれから5年以上経って、信用は回復しています。

文/FRaUweb 新町真弓