メインバンクの変更、姓の変更……

筆者は結婚前、実家に近くにある銀行の口座と、会社近くの銀行の口座を持っており、ふたつの銀行に分けて給与を振り込んでいました。しかし就職後、実家を出て会社の近くに一人暮らしをすることに。会社の近くには実家近くにあった銀行もATMもなかったこともあり、給与振り込みをはじめ、使用する銀行を会社近くの銀行に統一することにしました。

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その後結婚して姓を変えたのですが、銀行の口座名を変えるには戸籍謄本と身分証明書、旧姓の印鑑証明と代わった姓の印鑑証明、そして両方の印鑑を持って窓口に行かなければなりませんでした。印鑑証明を作ることやパスポートの名称変更など結婚に伴う手続きも多く、銀行の窓口でも長く待つことがほとんど。

給与振り込みをしている銀行の口座を変更するだけで精いっぱいで、「どうせ今は使ってないから、あの銀行は今はいいだろう」と、実家近くの銀行へは名前の変更に行きませんでした。つまり、旧姓のまま、残高もほとんどない状態で口座を放置してしまっていたのです。

しかも、旧姓のままのクレジットカードに登録されていた住所は、引っ越し前の住所のままでした。

銀行の窓口に行くことがなかなかできず、そのままに…Photo by iStock

2006年に使用したクレジットカードの代金は9000円ほど。つまりは、その引き落としが実家近くの銀行からはできず、残高不足の通知が送付されたのはすでに暮らしていない場所だったわけです。筆者は通常使用している銀行から引き落としがされていると思っていたので、無意識のうちに使い逃げをしていました。完全なる金融事故です。

クレジットカードは旧姓のまま。それに気づかずに利用し、サインは結婚後の姓でしていました。サインはカードに書かれているものと違ったわけなんですが、それは指摘されないままに使用することができたため、悪運が重なってしまったともいえます。