ローンを組むときの「審査」。たとえばクレジットカードで長期間にわたる未払いがあると、「金融事故」があったみなされ、ローンを組むことができません。
筆者は、クレジットカードの未払いはないはずでした。給与所得の範囲内で無理のない住宅ローンを組もうと考えました。しかし住宅ローンを組むことができなかったのです。一体それはなぜなのか。

その原因となったのが、前編でお伝えした、住宅ローンを申請する1年前に使ったクレジットカードでした。長年使ってなかったクレジットカードを使ったことで、知らぬ間に金融事故を起こしてしまっていたのです。

後編では、その理由が明らかになったときのことをお届けします。大変恥ずかしいことではありますが、こんなこともあり得るのです。なお、2007年の話なので、クレジットカードの仕組みや審査は多少変化している可能性もあります。ご了承ください。

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金融事故を起こすと5年間はローンを組めない

ローンを申請する際、審査に落ちる原因のひとつに挙げられるのが、クレジットカードの未払いです。残高不足で引き落とせなくとも、通知後すぐに支払えば大丈夫なのですが、3ヵ月以上滞納していると「金融事故」を起こしたとみなされ、支払い後5年間はローンを組むことはできないといわれています。

クレジットカードの未払いはないと思いこんでいた筆者は、住宅ローンの審査に落ちたことで、自分のしでかした大きなミスを知ることになりました。

身分証明書などを持ち向かったのは、不動産業者から紹介された全国銀行個人信用情報センター(KSC)でした。ちなみに、信用情報機関には他にもCIC(株式会社シー・アイ・シー)、JICC(株式会社日本信用情報機構)などがあります。

2021年の今、それぞれのHPを見てみると、現在はインターネットや郵送での照会が可能で、コロナ禍そちらを推奨されているようです。また、現地に行く前にも電話で問い合わせをしたほうがよいようです。2007年当時は急ぎで確認したい場合現地に行く方がベストだったと記憶しています。そして筆者の金融事故の内容が明らかになりました。

それは、1年前、父が急に倒れて緊急帰国した時に久々に使ったクレジットカードの9000円ちょっとの金額の滞納でした。なぜ? クレジットカードの引き落としはすべて同じ銀行にしているはずなのに……そう思いながら、その名前を見てハッとしました。
そうです、クレジットカードは結婚前に作ったもので、旧姓でした。そして旧姓のままの銀行口座に紐づいたカードだったのです。

あった!と思って使ったクレジットカードが…Photo by iStock