クレジットカードは本当に便利。ネットショッピングではもはや必須となっているし、スーパーなどでもクレジットカード支払いは当たり前の時代となってきました。ポイントがたまったり、割引になるなどの利点があるカードも多くあり、クレジットカードはもはやお金の上手な使い方には必須ともいえます。

しかしカードは便利だけれど、きちんと管理することが必要です。今回は、クレジットカードを6枚以上持っていた筆者が、そこで思わぬ大失敗をしでかした話をご紹介します。なお、2006年ごろの話なので、クレジットカード周辺の仕組みは多少変化している可能性もあります。ご了承ください。

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始まりは、父が倒れたこと

2005年のこと、筆者は育児休暇を利用して、夫が駐在していたアメリカ・NYで第一子を出産しました。両親に孫の姿を見せたいと思いながら、筆者の両親は日本を一歩も出たことがないどころか、パスポートも持っていない超ドメスティック夫婦。産後の手伝いに来るという選択肢は両親には一切ありませんでした。それでも海外での育児が心配でたまらなかったようで、アメリカのおむつでかぶれた話をしたら、日本のおむつを郵送してくれる心配ぶり。「ありがたいけど、こんな高額なおむつはいいから!」と話し、早く孫の姿を見せたいものだと思っていました。ちなみに日本のおむつは本当に素晴らしいことを改めて実感もしました。

そして産後1年近く経ち、娘もある程度寝るようになってゆとりもできてきたころ、両親に1週間くらいNYに来てみてはどうか、という提案をしました。60歳を超えてからの大冒険。レストランで食事をしに行くことすら嫌がる保守的な母ではありますが、孫会いたさに了承し、両親は生まれて初めてのパスポートを取得したのでした。

ところが、いざ両親が飛行機に乗る予定の日、姉から電話が来ました。

「お父さんが倒れた。心臓の大動脈が何本か詰まってて、すぐ手術だって」

さらにこう付け加えてきたのです。

「成功率が20%だって……」

顔面蒼白、あと15時間後くらいには両親に孫の姿を見せられると思っていたときに、日本では旅行にいくどころの騒ぎではなくなってしまったのです。
NYの朝だったと思います。電話のあとどうしたのか、あまり記憶がありませんが、数時間後には、最小限の荷物だけ持って日本行きの飛行機に乗っている我々がいました。もうすぐ1歳になる娘と、夫と飛行機に乗り、祈ることしかできませんでした。

最小限の荷物で飛行機に飛び乗った(写真はイメージです) Photo by iStock

父は42歳のときに心筋梗塞で倒れたこともあり、心臓はすでに爆弾を抱えていたのです。なんとか娘に会ってほしい。元気な姿を見せてほしい。っていうか、NY旅行するはずだったじゃん。なんで、どうして――?

なんて悲劇のヒロインのようになって飛行機でも泣いたりしていたのですが、幸いなことに手術は成功。手術に関わっていただいた主治医の先生以下皆さんに感謝しかありませんでした。こうして無事、もうすぐ1歳になる娘を父にも会わせることができたのでした。