韓国経済、「切り札」の輸出産業がここへきて「不調」に陥っているワケ

中国の景気減速も気になる

輸出に鈍化傾向

年初来、韓国経済は、主に輸出の増加に支えられて緩やかな回復基調をたどってきた。

イメージとしては、外需主導でサムスン電子などの財閥系大手企業の業績が上向き、それが個人の消費や雇用の回復を支えている。

夏場の感染再拡大による動線の寸断がありながらも、景気回復のモメンタムが維持されているのは輸出の堅調さに負うところが大きい。

ただ、秋口から韓国の輸出の増加ペースには、幾分か鈍化の兆しが出始めている。

〔PHOTO〕iStock
 

9月の輸出の増加率が前年同月比で16.7%だった。

依然として輸出は増勢を維持しているが、8月までに比べるとその勢いはやや弱まった。

その要因として韓国経済の専門家の間では、秋の連休の影響が指摘されている。

ただし、韓国経済を取り巻く外部環境などを精査すると、連休の影響で輸出の伸びがやや弱まったと論じるのは早計だろう。

特に、車載半導体の世界的な不足は軽視できない。

DRAM価格も不安定だ。

韓国経済にとって輸出はドル箱に相当する。

今後、韓国から中国などへの輸出にブレーキがかかり、景気減速懸念が追加的に高まる展開は否定できない。

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