2021.10.25
# 節約

「エンゲル係数」がまた上昇…1年前とは違って「今回は本格的にヤバい」理由

2020年の時とはワケが違う
鷲尾 香一 プロフィール

所得増、消費減、食料費は減らず

さて、このエンゲル係数だが、実は20年にも急上昇している。

総務省の家計調査のサラリーマン家庭の標準となる「2人以上の勤労者世帯」で見ると、17年23.8%、18年24.1%、19年23.9%で推移したエンゲル係数が、20年には26.0%と2.1ポイントも上昇した。(表1)

表1
 

この時、可処分所得、消費支出、物価(食料価格)はどうだったのか。

20年の月平均の可処分所得は49万8639円と、前年の47万6645円から4.6%増加。これに対して、消費支出は30万5811円と、前年の32万3853円から5.6%の減少だ。一方で、食料費は7万9496円と2.6%増加(19年は7万7431円)している。

つまり可処分所得が増加しているなかで、消費支出は減少し、食料費だけが減らずにエンゲル係数が上昇したというケースとなった。

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