2021.11.08
# ビジネス

日本人は知らない…「ニューヨークで成功する人」の意外な共通点

実は泥臭い感情が渦巻く街だった

世界最大級の都市、ニューヨーク。アメリカ東部に位置し、世界各国から多くの人種が集まる街だ。ファッション、芸術、経済の中心地の一つでもある。

渡辺直美やピースの綾部祐二、インフルエンサーとして若者に支持されるkemioなど、ニューヨークは今や多くの著名人がそこでの成功を夢見て集まる街でもあり、日本でも注目され続けている。

ここまで聞くと非常に「キラキラ」した街のイメージがあるニューヨークだが、実際はどうなのだろうか? そしてその街で「成功している人」にはなにか共通点があるのだろうか?

今回、ニューヨークに住むミラモアジュエリーCEO兼ブランドヴィジョニアの稲木ジョージ氏に、「ニューヨークの本当の姿」について聞いてみた。渡米してから7年が経ち酸いも甘いも噛み分けた稲木氏。彼によると、ニューヨークでさえもコロナショック直後は、驚くほどにその輝きが消えたという。

世界最大都市が活気を無くしてしまった理由とは。稲木氏の話を聞くと、「人のエネルギー」が以前からニューヨークに大きく影響していることがわかった。

ニューヨーカーは「マッチョ」である

365日きらびやかなニューヨークも、コロナショックが起きた2020年のはじめはとても暗かったです。正直「終わったな、ニューヨークも」と思いました。シンボルでもある「あの」タイムズスクエアですら、寂しい佇まいでした。

ところが、ワクチンの供給が進み感染者数が減っていくと同時に、徐々にニューヨークも活発さを取り戻しました。復活したどころかいまや全盛期と言えるくらい、街はエネルギーに満ち溢れています。

9月、MET(メトロポリタン歌劇場)の新作オペラのライブストリーミングを楽しむニューヨーカー/Photo by Gettyimages
 

では、なぜニューヨークは起死回生できたのでしょうか。僕は「成功した」人が集う街だったからではないかと考えています。そもそもどんな人がニューヨークで成功でき、暮らせるのでしょうか。

ニューヨーカーが共通して持つものは、1にも2にも「強いメンタル」です。常にストイックに働くことが求められ、実際その勢いについていけない人がほとんどです。僕の会社の場合、アシスタントの入れ替わりなんかは非常に速い。近年ニュースでも問題視されているように、ニューヨークでは若者たちのバーンアウト(燃え尽き現象)は深刻なほどです。最終的には強いメンタルを持った「マッチョ」の人のみが生き残れるのです。

原因の一つとして考えられるのは、ニューヨークには新しい人材を育てようという考えがないことです。僕はこれまで米国で求人広告を何度も見てきましたが、新卒採用枠なんか見たことがありません。学生の内にインターンなどを通して経験を積み、わかりやすいパフォーマンスを上げた若者のみにキャリアの道が開かれます。就職後は誰も社会人としての作法を教えてくれない中、食いついて自らのスキルをあげなければいけません。

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