「私はかつて、受験直前でも『勉強しなさい』と息子たちに言ったことはありません。『勉強しなさい』は学校や塾で言われてますし、学年が上がればどんどん周囲の空気で焦りや緊張感を感じる。塾の先生から強く言われることもある。そんなとき、子どもに対して親が『勉強しなさい!』と頭ごなしにモノを言うのは、ただただ子どもを崖っぷちに追いつめているだけです。

親のすべきことはこれの逆。親は子どもの味方になってあげてください。どんな時もです! テストの点数が悪くても、成績が伸びなくても、塾のクラスが落ちても。日々の“頑張り”に目を向けて、ほめてほめてほめてまくってください。そうすれば、学校や塾にも楽しく行くことにつながりますし、ほめて自信をつけさせることで、成績にも良い影響が出るんです」

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逆に、受験をする子どもに決して言ってはいけないことはあるのだろうか。

「母親も、思うようにいかないと焦ってくるんですよね。わかります。でも、子どもに言ってほしくないのが、本人の前で『頑張っていない』と言ってしまうこと。テストの点が悪いと「点が取れないのは、頑張ってないからでしょ」と言ってしまうんです。塾や学校の三者面談など、お子さんが横にいるのに本人を否定する言葉を言ってしまう……。これを聞いた子どもは『こんなに頑張ってるのにどうしたらいいの?』って自己肯定感が下がる一方です。

だからどんな時も親は子どもの味方でいてください。『勉強頑張ってえらいね、本当にすごいよ!』『大丈夫、頑張っているの知ってるから』って。私は、毎日欠かさず言っていましたよ。ポジティブに“狂気”を貫いて!! ほめる言葉、応援の言葉で、子どものやる気を促して、塾や周囲の厳しい空気や緊張、焦りから守ってあげてほしいなと思います。それができるのは親だけですからね