受験成功のために必要な、母親の「女優力」

ドラマ放映中の中学受験マンガ『二月の勝者』が話題だが、藤田さんの息子さんお二人も中学受験の“勝者”で、京都の最難関中学の合格を勝ち取っている。受験期の子どもを持つ親からの受験相談・子育て相談も受けている藤田さんに、よくある親の悩みを伺った。

「たくさんの方から受験・子育て相談を受けるんですけどね、よくあるのが『子どものほめどころがわからない』『ガミガミ怒鳴ってしまう…』というお悩み。これは子どもの年齢問わず多いです。親は子どものため、と思っているけれど、子どもにかける言葉は結果的に怒鳴るばかりになってしまう…と、悪循環。それってすごくもったいないですよね。そんなお母さん達に私は『子どもを変える(言うことをきかせる)のではなくて、親の自分が変わること。そして女優力!子どもの前では大女優になって!』って助言しています」

Photo by iStock
-AD-

藤田さんが言う、この「女優力」とはなんなのだろうか。

「みなさん、赤ちゃんの頃は、笑っただけでもほめていたのに、小学生になると、“成績が上がった”“テストで良い点数が取れた”時以外にほめなくなるケースが多いです。そうなると『ほめる』ことが急激に減ります。まずはお母さんのほめる基準を下げてほめどころを探して欲しいのです。

学校や塾に行くことって、大人からしたら当たり前に感じますよね。でも、そんな当たり前と思えることをほめてみるのはどうでしょう。『学校行って、疲れてるのに塾も行ってほんまにえらいと思うわ~』と、“行って当たり前”という親の固定観念を、まずは取り払って、ねぎらい、ほめてあげてください。それもおおげさに、大女優を演じるんです! 

『当たり前』をほめてあげるとほめることが増えるでしょ! 当たり前だとこちらが思うことでも、子どもは褒められることで『次も頑張ろう』という意欲がわいてきます。子どもに言うことをきかせるのではなく、親が持ってる固定観念を捨てて、親が変わること! これが、受験成功の第一歩。親子の絆を深め、子どもの自己肯定感を育てることがまずは大切です」

親が大女優になり「ほめる」レベルを下げて、子どもをたくさんほめる視点を作る。これで受験だけでなく子育てそのものが一気に楽しく、ラクになるという。