2021.10.25

『選挙の鬼』と呼ばれた男、中村喜四郎の告白…「なぜ私はあえて野党で闘うのか」

「野党・中村喜四郎」に秘めた想い
小川 匡則 プロフィール

「手作り選挙」が大切だ

出陣式の舞台は2台並んだ10トントラック。ウィングサイドパネルが開き、そこには野党候補者のポスターや為書がびっしりと張りつめられている。

中村の出陣式といえば後援会からの為書がずらりと飾られているのが特徴だった。

前回の総選挙直後、それまでメディアの取材にはほとんど答えてこなかった中村だったが、うっかり筆者に口を開いた。その際には出陣式の際の為書についてこう語っている。

「その中に国会議員だの首長だのというのは飾らない。あえて、そういうのは否定している。手作り選挙でみんなの士気を高揚させる。既製のものは排除して、『手作り選挙』というのが私の大切なキーワードなんです」

 

今回はその点、全く様相を異にしている。それがこの4年間の活動を象徴しているからだ。

「与党と野党が伯仲するには立憲が185議席とれば95議席の差になる。そうなればもう勝手なことはできない。野党のことも国民も気にしないといけない。

そういう政治を作るためには自分で全国を歩こうと。1都2府1道15県132人の衆議院候補者、県知事候補者、参議院候補者を応援してきました。それがここに並んでいるポスターです」

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