2021.10.25

『選挙の鬼』と呼ばれた男、中村喜四郎の告白…「なぜ私はあえて野党で闘うのか」

「野党・中村喜四郎」に秘めた想い
小川 匡則 プロフィール

「党より人」のキャッチフレーズ

中村は冒頭、今回の選挙スタイルについて説明した。

「なぜ10箇所に分けたかというと、どなたの家からも20分以内で行けるところを会場として選ばせていただきました。こういうことも、今までは候補者の都合で『たくさん集まってくれたらいいな』という思い上がった気持ちで、1箇所でやっていたわけでありますが、コロナが教えてくれたことは、『自分の都合よりも集まってもらう人に集まりやすい環境を提供することが候補者として最も大切だったんだ』と。

それすら今までわからなかった。コロナになって、そんな当たり前のことがコロナにならないとわからなかった自分の未熟さを感じながら、今回はこのような出陣式を行わせていただくことになったわけでございます」

 

500人ほどの聴衆だが、それでも一般の候補者からすると十分すぎる聴衆だろう。参加者の一人は「動員されている人なんていない。みんな中村さんを応援したいと思って足を運んでいる」と語る。

中村は今回の選挙戦におけるコンセプトは「コロナ対策をしっかり行いながらやる」ということだと語る。感染対策として参加者に貸し出しているフェイスシールドには以前から使っていた『党より人』のキャッチフレーズが書かれている。

「去年コロナが始まってから1年10ヶ月間に50回、選挙区をくまなく歩いてまいりました。『コロナ公共放送』。『みなさん気を付けましょう』『こういう風にやってください』ということを言って歩きました。

中には『うるさい!』と言って道の前に立ちはだかるということもありました。車を蹴っ飛ばされたこともあります。警察を呼ぶような事態になったこともあります。こういう時だからこそ政治家が出てきて、みんなが不安がっているなら自分から呼びかけるべきです」

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