資本主義がなくなると「好きなこと」だけで食べていける?

経済学者バルファキスとクリエイターエコノミー
青木 由美子 プロフィール

いつだって「時間VS.お金」になるのはなぜ?

とまあ、ここまではアメリカの話だが、日本でも2021年8月「クリエイターエコノミー協会」が発足、BASE、note、UUUMなど37社が参加している。「好き」を発信して収入も得たい。ずっとやりたかったことを形にして、多くの人に支持されれば最高だ……。そう願う人は国を超えて多いということだろう。

だが、ここで問題が生じる。時間である。1日は24時間。7時間眠って8時間仕事をしたら残るは9時間。この9時間で移動、家事、食事、人によってはデートや育児や介護。創作の時間はどう捻出すればいいの?

 

 「あーあ、好きなことだけで食べていけたら……」そう考える時、二つの選択肢が浮かぶ。

A. 仕事を辞めて、好きなことだけで食べていけるようにする

B. 時間のやりくりをする

Aは不可能ではないものの、相当の難易度であることは想像できる。そこで皆、Bに悩むことになる。これはオンラインで発信する人に限った悩みではないだろう。

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