中国「まさかの自滅」で、日本人にやってくる「しわ寄せ」のヤバすぎる理由

一気に高まる日本の中国依存度

それでもプラス成長

中国の2021年7−9月期のGDP(国内総生産)が発表された。物価変動を除いた実質の伸び率は、去年の同じ時期と比べてプラス4.9%となった。4−6月期は前年同期比7.9%の増加だったことから、「中国の景気減速が鮮明になった」と報じられている。

日本のメディアは高い経済成長を続けてきた中国の躓きをことさら強調する傾向が強く、遂に中国のバブルも崩壊するとの予言を繰り返してきた。今回も、不動産大手の「恒大集団」が巨額の負債を抱えて経営難に陥っていることから、バブル崩壊を語る識者も少なくない。

by Gettyimages

だが、中国経済の減速はどこまで深刻なのだろうか。中国のGDPを見る時には注意が必要だ。日本などのGDP統計では、前の4半期と比較した増減率を見て、プラスならば景気好調、マイナスならば減速と捉えるのが一般的だ。つまり、7-9月期ならば、4-6月期と比較するのだ。

これに対して、中国の統計は1年前の同じ時期と比べた増減を中心に公表する。中国の今年1-3月期のGDPは18.3%増だったが、これは前の年、2020年1-3月期と比べたもの。そう、中国武漢で新型コロナウイルスが急拡大し、都市封鎖を実施した時期との比較なので、落ち込みの反動で未曾有の高い成長率となった。

 

一方、今回の4.9%増という伸びは、新型コロナの影響からいち早く脱していた時期との比較である。つまり、昨年5%程度の成長率に戻った水準からさらに伸びているのである。確かに、前年同期比の伸び率だけ並べれば期を追って伸び率が小さくなっているから、鈍化しているように見えるが、それでもプラス成長を続けている中国経済の底力は侮れない。前の3か月と比べたGDPの伸び率もプラス0.2%と、わずかながらにせよ、プラスが続いている。

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