2021.10.21
# 不動産

投資物件で「2億円のローン地獄」に陥った、エリートサラリーマンの「悲惨な末路」

買い手もつかず…
太田垣 章子 プロフィール

フローリングはゴミの水分で腐ってしまい、酷いときには設備まで新調しなければならないほどです。このような使い方をする賃借人なので、仮に訴訟を提起したとしても払わずに逃げてしまい、結局家主が支払わざるを得ないのが現状です。

一度『ゴミ屋敷』が出てしまうと、1年の純利益なんて一瞬で吹っ飛んでしまいます。

投資の中には株式や投資信託等いろいろありますが、それらは基本は当事者が努力してどうなるものではありません。一方の不動産投資は、家主の工夫や努力でかなり違ってきます。そのため不動産は『投資』ではなく、『事業』そのものだと感じています。

いい入居者を確保するための工夫、ゴミ屋敷を防ぐ工夫、いろいろあります。何もせずにただ放置で、お金だけちゃりんちゃりん入ってくるわけではありません。

物件を誰から買うかも重要です。本当に良い物件は一般には出回らず、表に出る前に水面下で動きます。敏腕家主は、自分の目利きで『化ける』物件を手に入れて、手を加えて利回りを上げているのです。

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私も何度も内見させてもらいましたが、その変わりようは、驚くばかりです。誰しもが、一足飛びにそのレベルまで到達できるとは到底思えません。そこに至るまでは並々ならぬ努力と、本当に信頼できるビジネスパートナーと出会えるかどうかが成功の鍵でしょう。

単なる投資では失敗する

ある成功している家主は、電気工事士の資格も持ち、自分でエアコンの取付工事までしています。それは工賃をケチるためではありません。エアコンが不調になるという時期は、業者が忙しいはず。そうなると賃借人を待たせてしまいます。

ところが自分で取り付けができるとなれば、賃借人(お客様)を待たせることはないので喜んでいただけます。つまり金額ではなく、賃借人へのサービスということなのです。

「住まい」を提供するということは、賃借人に安心の場を提供するということ。家主というのは、そういう事業だと言います。

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