誰かの生きづらさを知ることで、
見える景色が変わる

聴覚障がいのある親の元で育つ、聴こえる子ども“コーダ”について、寄稿や発信を行っているのが、自身もコーダである五十嵐大さん。同情されるのが嫌で生い立ちを隠していたという五十嵐さんが、アクションを起こした理由とは。

「聴こえない世界と聴こえる世界を行ったり来たりして育つコーダは、双方の世界に居場所を見出せず、孤立することも。コーダについて知ってもらうことで、次世代の子たちが少しでも生きやすくなることを願っています。アクションを起こすというのは、その後の反応も引き受けること。ときには心無い意見をぶつけられたり、反発を浴びたりすることもあるので、すべての人にアクションを起こしてほしいとは言えません。でも目に見えるカタチではなくとも『知ること』はできると思うのです。たとえば身体障がい者の生きづらさを知ることで、見える景色が変わり、手助けできるかもしれない。それこそがアクションの第一歩だと思うんです」

五十嵐大(いがらし・だい)
ライター、エッセイスト。両親が聴覚障害者である、コーダ(Coda,Children of Deaf Adults)。自身の生い立ちを活かし、社会的マイノリティの人たちへの取材、インタビューを行う。デビュー作は、実体験を描いたエッセイ『しくじり家族』(CCCメディアハウス)。

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好きなものを好きだと
自分を貫いていけばいい!

モデル活動をしながら、アパレルブランド〈Dear Sisterhood〉のディレクターも務める瀬戸あゆみさん。シーズンコンセプトの中に、“自分らしく”や、“自分をもっと愛そう”というメッセージを込めているのは、日本ではありがちな同調圧力に負けてほしくないからだ。

「私自身、『まだそんな格好しているの?』とか、『大人にならなきゃね』などと言われたり、年齢を気にしてファッションが地味になっていく友人を見たりしてきました。それが自然な気持ちの変化だったらいいと思うんですけど、“年相応”という刷り込みによるものではないのかな? と疑問を持つようになりました。ジェンダーやダイバーシティって、言葉だけだと難しく繊細な事柄に思えるかもしれませんが、すべては“自分を愛して、自分らしくいること”に繋がってくると思うんです。“こう生きなくてはいけない”という固定観念から解放されて、自分を貫いていけばいいと思います!」

©アキタカオリ/ILLUMINATE

瀬戸あゆみ(せと・あゆみ)
モデル、ブランドディレクター。クリエイティブなセンスが注目され、同世代から絶大な支持を得る。アパレルや飲食店プロデュース実績も多数あり、最近では生理用品のいらないサニタリーショーツをプロデュース。2020年、新ブランド〈Dear Sisterhood〉を立ちあげる。

●情報は、FRaU2021年8月号発売時点のものです。
Photo:Noriko Yamamoto (井手上漠) Text & Edit:Chihiro Kurimoto

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