計算だけじゃない、そろばんによる効用

デジタル全盛の今も、そろばん教室は全国にあり、その人気は衰えていない。やはり、そろばんは算数の学習に有効なのか。実は柴田先生本人も、そろばん5段の段位者で、そろばん教室を15年間運営。もちろん、お子さんたちも幼稚園の年長から、進学塾に通い始める3年生の頃まで、教室で他の生徒と一緒にそろばんを練習していた。

「そろばんで身につくのは、計算能力ですよね。足し算、引き算、掛け算、割り算といった計算問題を速いスピードで、しかもときには暗算で正答できるようになります。と同時に、数字を素早く正確に書く訓練にもなるんです。計算以外で、よく言われているのが、そろばんによって右脳が鍛えられ、頭の回転が速くなり、記憶力が向上するということ。

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また、指先を使うので、脳の司令塔的な役割を担う前頭葉を刺激します。前頭葉は“やる気の脳”とも呼ばれているので、好奇心が旺盛になって、いろんなことにチャレンジできる子になると思います。機会があれば、ぜひやらせてみてあげてください」

そろばんは毎日練習するのがベストだが、実際はなかなか難しい。時間と量を決めて、週に2回ほどの練習でも十分に効果はあるという。珠算検定や暗算検定も実施されているので、算数検定のように目標の級をめざし、自分のペースでがんばることができる。