上手にほめることで、子どもの才能を伸ばす

このように、小さい頃から日常の中に算数が得意な子になるヒントがちりばめられていたおかげで、柴田さんのお子さんたちは2人とも算数が大好きだったという。

「やっぱり小学校のテストでいい点が取れると、子どもは純粋に嬉しいですし、その教科が好きになりますよね。その気持ちは、その後もずっと変わらなかったようです」

「算数が好き」という子どものモチベーションをキープする秘訣は、やはり「親が上手にほめてあげる」こと。

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「私はいつも子どもたちをほめて、持ち上げていたので、心地よかったと思います(笑)。『すごいね!』『よく分かったね!』というふうに全体をほめることも、もちろんありますが、私は『計算が早くなったね』とか、『今日は、すごくきれいに数字が書けているよね』と、ピンポイントでほめることを意識していました」

ほめると子どもが喜ぶと分かってはいても、いつもいつも、ほめてばかりもいられない。子どものやる気を損なわずに注意するコツはあるのだろうか。

「本人も自分なりにがんばっているので、マイナスの評価をされると、やっぱりへこみますよね。だから、注意するときは、2~3コ、ポンポンとほめてあげた後、最後に『これはね、お母さん、ちょっとダメだと思うかな』という感じで、やんわり伝えるようにしていました。いいところをほめられた後なら、子どもも『お母さんはちゃんと自分を見て、理解してくれている。でも、こういうところは直さないといけないんだな』と素直に思えるはずです」

後編は「算数オリンピックと中学受験」について。そしてが「算数が得意な子」に育てるために実践していたことをまとめてお伝えする。後編【算数オリンピック金メダル→灘→東大を実現した親が語る、「中学受験」と「日々の学習」】に続く。