2021.10.19
# エンタメ

『イカゲーム』本当に流行ってる…? いまいちハマれない人が続出する3つの理由

山本 奈緒子 プロフィール

本当にヒットしているのか

3.本当はそんなにヒットしていない?

「これはマーケティングが上手いといっていいだろう。K-POP然り、国をあげて再生数を上げる努力をしたり、広告を使って何かの1位やオススメにどうにか乗っけることをしたりしている気が。そうすればみんな『見てみようかな』となるもんな」

「韓国は“〇〇初”とか“〇〇1位”とか多いけど、見てみるとたいしたことないものや、過去作品のパクリということが多い。これもいつものゴリ押し」

「正直、つまらなくもないが、それほどでは全然なかった。考えすぎかもしれないが、意図的に操作されたランキングに見えてしまう」etc.

『イカゲーム』は、そのヒットの一因として“分かりやすさ”が挙げられている。出てくるゲームはアジア圏ではなじみ深い「だるまさんがころんだ」や「綱引き」、「ビー玉遊び」などだ。が、これらはルールが非常にシンプルで、初めて知る海外の人もすぐ理解できる。

また、ゲーム参加者は全員緑色のジャージ、ゲーム側の人間は仮面に赤い作業着(これもネットフリックスの人気スペインドラマ『ペーパー・ハウス』のパクリと言われているが……)で統一されている。アジア人の顔はみんな同じに見える、という欧米への対策もしっかり取られている印象だ。

 

実際に国を挙げてのプロパガンダがあったのかは分からないが、最初から世界を見据えた作品作り、という戦略はしっかりとあったようだ。その点、日本は何かにつけて“ガラパゴス化”と言われるように、独自の情緒や間を大事にした作品作りがいまだ続いている。

似ていると言われる、同じネットフリックス配信のデスゲームドラマ『今際の国のアリス』も、日本ネットフリックスでは1位になるなど充分にヒットしたが、世界ではイマイチだった。この差は、世界を見据えた作品作りかそうでなかったか、が一因になっているのは間違いないだろう。

日本における、『イカゲーム』にハマれなかった人たちの主な理由は上記のようなものだ。これが果たして日本だけにおける反応なのか、あるいは、本当は世界でも言われるほどブームになっていないのか。本当に面白い作品なら、何もしなくてもジワジワと勢いが増してくることこそあれ、尻すぼみになることはないはずだ。その真価は、時間が教えてくれることだろう。

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