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無印良品が、「18時30分」に社員を帰宅させる「シンプルな理由」

「デッドライン」を設けるのが有効
日本各地はもちろん、世界中で店舗を展開しユニークな商品を販売し続けている無印良品。しかし約20年前は赤字状態で、2001年には初の減益を経験している。その時に社長に就任し、たった2年で経営をV字回復させた松井忠三氏の新刊『無印良品の教え』から、良品計画が18時30分での退社を徹底する理由について、一部編集のうえで紹介する。
 

ラテンの国の真逆な働き方

無印良品はフランスやイタリア、スペインといったヨーロッパにも出店しています。

開店するときに私も現地に行って視察しましたが、ラテン系の国の人たちと、日本人の生き方はつくづく違うものだと実感します。

日本人は食事をするのもタスク(仕事)のようになっているのか、仕事が終わった後にレストランに行くとしても、メニューは3分ぐらいで決めて、翌日も仕事があるからと早々に帰宅の途につきます。食事は空腹を満たすための行為という感じです。

一方、ラテン系の国の人たちは、ランチに2時間とるというのは有名な話です。

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さすがにランチにワインを飲むことはありませんが、おしゃべりを楽しみ、エネルギーをたっぷり充電してから午後の仕事に取り掛かります。

その分、仕事が終わるのは遅くなり、8時を過ぎると今度はディナーです。ワインを何にするか、何を食べるかを30分ぐらいかけて、仲間とワイワイ話し合いながら決めます。そしてとことん飲み、料理はしっかり食べ、会話はつきることなく、深夜1時ぐらいまでディナーを楽しむのです。

「そんなに遅くまで遊んでいて、明日の仕事は大丈夫なのか?」と思っていると、翌朝9時にはきちんと出社しています。

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