2021.10.21
# 中国

習近平のせいで「大停電」…いよいよ中国ネット民に「痛烈批判」された習近平は万事休すへ!

福島 香織 プロフィール

じつは「二度目」だった

こうした背景による大規模停電は、2020年12月も起きていた。

12月21日未明、広州、東莞、深圳、仏山、珠海などの都市で予告なく1時間ほど停電。真冬の突然の停電に、一部市民はパニックになり、この時も習近平の双カーボン政策とオーストラリア産石炭の禁輸措置との関係が指摘されていた。

ただ、この時のブラックアウトは1時間ですみ、しかも比較的南方に限定されていたため、その後、電力不足問題に対する世論も沈静化していった。あるいは沈静化するよう世論誘導されていった。

 

だが、根本的な問題解決は進んでおらず、今年、より厳しい形で再発したわけだ。

昨年までは新型コロナ禍のせいで、工場の稼働がまだ本格化していなかったが、今年になって本格的に中国の製造業が稼働、周辺国はまだコロナ禍中なので、製品製造の発注が中国工場に集中していた。急激に中国製造現場の電力需要が伸びたことが電力逼迫をさらに深刻なものとした。

対応策として、国家発展改革委としては9月29日、不足している石炭について、冬の暖房用に優先的に確保する指示を出すともに、中国最大の石炭産出省である山西省に対しては、各省向けの冬の暖房用石炭と火力発電用石炭のための増産を命じた。

中国銀行保険監督管理委員会は10月5日、石炭火力発電所や石炭生産企業に対して合理的融資を出すよう、銀行に指示した。だが、間の悪いことに10月上旬に山西省の石炭生産地に集中豪雨が襲い、27の炭鉱が生産停止となった。

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