2021.10.19
# 婚活

「いい感じの女性」がいても結婚にモヤる、年収600万円の40代男性「切実な胸の内」

高須 美谷子 プロフィール

現代でも男性の「責任感」は重い

公博さんのように、最後の最後で結婚に踏み出せない理由として圧倒的に多いのが、男性の「一家の大黒柱になる」という責任の重圧だ。

私の経験上、ほぼ100%の男性婚活者が当てはまると言っても良い。彼らは結婚するために婚活しているのだが、それでもいざ結婚となると怖気づてしまうのだ。

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男女平等、女性も結婚後も働く人が大半の時代になってきたが、それでも男性側が抱くプレッシャーはひと昔前と同じように大きいようだ。さらに言えば、独身の気楽で自由な生活スタイルを変えなくてはならないことに対する抵抗も大きい。

思えば、公博さんがアプリ婚活で出会った最後の女性も、結局結婚に踏み切れない姿を散々見せつけてしまったため、愛想をつかされて元彼のもとに戻ってしまっていたのだった。公博さんは過去と同じことを繰り返そうとしていた。

私は公博さんになるべく寄り添うように、最初から責任感で自分をがんじがらめにしなくて良いことをアドバイスしていった。そして最も重大な要点をお伝えした。

「絵美さんがお相手として不足でなければ決断の時です。絵美さんは、ここで決めなければ他の男性とお付き合いすると思います。それでもいいですか?」

絵美さんが他の人と付き合う可能性に、ようやく公博さんの顔に焦りの表情が浮かんだ。他の人と付き合うなんて、絶対にありえない…。「彼女と結婚します」と言葉が公博さんの口からこぼれ落ちた。

「公博さんを信じて待っている絵美さんに心に響くプロポーズをして差し上げましょう」。仲人のアドバイスに、公博さんはプロポーズの場所やタイミングを練っていった。

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