悪口で占める人生よりも、好きなもので占める人生がいい

――『あんた、食べてみな! ぼる塾 田辺のスイーツ天国』の発売日は、大好きな『名探偵コナン』のコミック100巻と発売日と同じなのだそうですね。
 
そうなんです。『名探偵コナン』を教えてくれた友達とは今も仲がよくて、育児が大変なときにぼる塾を見て頑張れると言ってくれています。私が好きになるものは、だいたい誰かが教えてくれたものです。友達が好きなものは、いったん受け入れます。受け入れたうえで合わないものは続かないんですけれど、なるべく人が「いい」と言ったものには、興味をもつようにしています。

――ジャニーズを好きになったのもお友達の影響ですか。

そうです。小6のときに、堂本剛さん主演の『金田一少年の事件簿』がドラマ化されて。見てないと話に入れないくらい、みんな大好きなドラマだったので、私も見るようになって、だんだん、ジャニーズに興味が湧いてきました。ちょうどそのとき好きだった同級生の男の子に似ていたV6の井ノ原快彦さんを好きになって、そこから熱中しました。J2000というジャニーズの野球イベントを見に行ったときに、当時、ジュニアだった亀梨和也さんを見つけて、「あれ誰!?」となってから、大ファンです。

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――好きになったものを、どんどん掘り下げていかれますね。

なんでこんなにオタク気質なのか……。友達もみんな同じようなタイプかもしれません。ジャニーズが好きになって、イベントに行くようになったら、その場で仲良くなる友達もいっぱいいるんです。環境も、住んでいる場所も、年齢も違うけど、好きなものを介して仲良くなった友達とは、今でも仲がいいです。

好きなものを通して仲良くなった友達だと、話題が好きなものだから、悪口にならないんですよね。悪口聞くのってしんどいですよね。悪口をまったく言うなってわけじゃないんですけれど、だれかれ構わず悪口を言う人といると、心がざわついて、しんどくなっちゃうんです。悪口には共感できないし、でも、「それは、違うよ」と正義感を振りかざすのもしんどい。

だから、悪口にならない人と一緒にいたほうが、絶対に楽しいです。人生、楽しいほうがいいですもんね。悪口で占める人生よりも、好きなもので占める人生のほうが絶対いいですよ。

――田辺さんの「好き」には嘘がないとわかります。

嘘つくと顔に出ちゃうから。うふふふ。ばれちゃうんですよ、どうやっても。ボロが出るくらいだったら、できないものはできないと言ったほうがいいやと思っているんです。今はそれが通じる世の中になってきて、だいぶ、私はわがままを言わせてもらっています。ちょっとずつそういう世の中になっていったらいいですよね、本当に。

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