背後から突然声をかけてきたのは…

「腰を上げてください。この度は妻がご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした」

背後からの声、それはママ友の旦那さんでした。ママ友やサキさんの旦那さんとのやりとりを後ろで聞いていたのです。頭を下げる自分の旦那さんに対して納得のいかないママ友でしたが、旦那さんは冷静に諭します。

「婚約者との別れは君が決めたこと」

「職場を追われたのは君の行いに対してじゃないのか?」

旦那さんからの指摘にママ友は何も言えなくなってしまいます。旦那さんはそのままママ友を追いつめるのかと思いきや…

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「君をここまで追いつめてしまった私にも非がある、一緒に謝ろう。罪を償おう」

ママ友と共に頭を下げたのです。ママ友の旦那さんは、ママ友が昔の恋を思い出し固執する要因を作ってしまったのは自分だと悟っていました。忙しさゆえに妻との時間をとらず、寂しく辛い思いをさせていた、それが原因だと。自分自身も大きく傷ついたはずなのに、全てを優しく受け入れてくれた旦那さん。その懐の大きさに衝撃を受けます。

最後、ママ友は旦那さんに支えられながら涙を流して謝罪の言葉を口にするのでした。