子どもによる多額投げ銭行為は世界的な問題に

2020年、桐生ココさんというVTuberが、年間総額で約1億6000万円のスパチャを獲得したことがニュースになったが、世界的に見ても日本はトップクラスのスパチャ大国のようだ。昨年の年間ランキングでは、トップ10のうち9人が日本勢となっている。

スパチャをはじめとする投げ銭が、急速に一般化している今、YouTubeに関わらず、子どもたちのネットのライブ配信への投げ銭(とくに高額な投げ銭)は、世界的にも問題になっている。

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2019年には、中国の小学5年生の女の子が、約200万元(約3200万円)を投げ銭で使い込む事態が起きた。彼女は母親のスマホを使って、盗み見た暗証番号で決済していたという。2020年には、アメリカでも10代の少年が親のデビットカードを使って、2万ドル超(約210万円)の投げ銭を行ったとニュースが報じた。

日本でも、子どもの投げ銭でトラブルが起きていて、2019年には中学生の女子が、父親のクレジットカード番号を使い、数か月で100万円以上の投げ銭などを行ったことについての相談事例が国民生活センターのHP にも掲載されていた。

親のカードをこっそり使ってスパチャをする事件は各国で起きている。photo/iStock

ITツール比較サイトの調査(※1)によると、YouTubeに限らずネット上の「投げ銭」機能を利用したことがある15歳~19歳は、全体の10%強だという。現状としてこれを多い数とは断言できないものの、徐々に投げ銭文化が子どもたちに浸透しつつあるようで、気がかりだ。
(※1)株式会社SheepDogによる調査