マンション価値を大幅に下げる…「マンション管理会社」ビジネスの“深すぎる闇”

本多 慎一 プロフィール

太田氏が続ける。

「元々の管理費も平均くらいで、決して高くはなかったのですが、『管理体制の現状維持』を条件に、独立系や財閥系など複数の大手管理会社に見積もりを依頼しました。すると、概ね約30%程度下げた見積もりが上がってきました。内訳を見ると、特に値下がり幅が大きかったのはエレベーター及び立体駐車場の保守費用で、各社独立系メンテ会社への切り替えで半額近くになっていました。

それで最終的に現行の三井系の管理会社が、意地があったのか同程度まで下げてきたので、今までの安心感から管理会社は変えずに30.5%ダウンで再契約しました。建て替えが終わった今は消費税や人件費等物価上昇も反映して若干上がりましたが、それでも首都圏平均(191円/平米)より安く、700戸超の大規模マンションで共用施設も多いのですが、管理費は168円/平米くらいです。

今はそのコンサル会社と月々10万円で業務監査をしてもらっています。目を光らせてくれているので、管理会社の不用な提案自体がなくなったと同時に補修工事等の見積チェックをしてもらっている結果、従来の管理会社の指定業者と比べコストが大幅に削減されたと感じています」

 

ほかの管理会社へ見積もりを頼む

管理費の減額だけであれば、コンサルを利用しなくても、一番手っ取り早いのが他の管理会社への見積もりだ。

「単純に『値下げしてくれ』だけでは相手にされません。今ではネットで総会資料で確認できる管理項目を入力して複数社で一括見積もりができるサービスがあります。理事でなくても、その結果を総会などで提示すれば、検討してくれる可能性もあるでしょう。またコンサルも当たりはずれがあり、中には利益相反まがいな悪徳もいるので見極めが重要です」(不動産関係者)

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