ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』を「圧倒的に応援したくなる」理由

杉咲花・杉野遥亮のコンビが素晴らしい
堀井 憲一郎 プロフィール

また、目の不自由な人たちに関する情報を解説するために、芸人の濱田祐太郎が出ていた。

R-1の2019年チャンピオンである。

彼の飄々とした味わいが、まさにピン芸人、という気配がして、私はとても好きである。

あまりいまふうな芸ではないので、ネタ番組でもさほど見かけず、このドラマで毎週彼の喋りが聞けるのかとおもうと(たぶん毎週だとおもうのだが)、とても楽しみだ。

解説でありながら、ピン芸人らしいお笑いを入れている。「迷ったら、笑ってください」という彼のスタンスが素敵である。

まさにこれぞピン芸人のトークだと得心する。文政天保のころの寄席で聞いてるような気分になってしまうのだが、まあ、私も文政天保の寄席を見たことがないので想像で言ってるんだけど、いまよりずっとゆったりして、ずっとゆっくりしている場所、というような意味合いである。

 

心やさしい役が似合う杉野遥亮

ヤンキー役の杉野遥亮もいい。

彼はこれまでのドラマで何度も見ている。

戸田恵梨香の『大恋愛〜ボクを忘れる君と』(2018)ではムロツヨシの働く引っ越し会社のとてもいい感じの若者。

生田斗真の『俺の話は長い』(2019)で、いい感じのバーテンダーで彼の後輩でよく話を聞いてあげる、ちょっと影のあるやさ男。

『ハケンの品格』(2020)では、最初、かなりやる気のない新入社員、ただし後半かなり盛り返す役どころだった。

そして『直ちゃんは小学三年生』(2021)の主人公の直ちゃん小学三年生役が印象深い。小学三年生を演じて、小学三年生にしか見えなかった。

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