「避妊をして」が言いづらい性的同意不足な現状

男女ともに約半数が「避妊をしないでセックスをした経験がある」と回答した中で、その理由を問うと、世代を問わず女性の約2割が「言いづらかったから」と答えていました。

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【避妊しないでセックスした経験がある?】
<15~29歳>

『性と恋愛2021』(ジョイセフ)より

<30~64歳>

『性と恋愛2021』(ジョイセフ)より

【避妊しなかった理由は?】(複数回答)
<15~29歳>

『性と恋愛2021』(ジョイセフ)より

<30~64歳>

『性と恋愛2021』(ジョイセフ)より

中でも特に衝撃的だったのは、「もし妊娠したらどうするつもりだったか」の問いに、男性は世代を問わず約3割が「産んでもらうつもりだった」と回答し、若者男性の10.5%が「中絶するつもりだった(大人世代は6.2%)」と回答していたことです。

【もしも妊娠したらどうするつもりだったか?】(複数回答)
<15~29歳>

『性と恋愛2021』(ジョイセフ)より

<15~29歳>

『性と恋愛2021』(ジョイセフ)より

<15~29歳>

『性と恋愛2021』(ジョイセフ)より

<15~29歳>

『性と恋愛2021』(ジョイセフ)より

一見「産んでもらうつもり」の結果が多いように感じますが、2割が「妊娠するとは思ってもいなかった」「何も考えていなかった」とも回答。性行為により自分または相手が妊娠する可能性があることを考えず行為をしているという現状がみえてきました。

また、「産む」「産まない」「いつ産むか」といった選択は、その当事者である女性が決める権利があるということ、つまり世界で浸透し始めている「リプロダクティブ・ライツ(生殖に関する権利)」を知らない男性の実態が浮かび上がりました。

特に、最近話題によく上がる「性的同意」も約6割の大人世代が「合意」はある上で性行為を行っていると思っている一方で、大人女性の約2割がセックスは「めんどくさいもの」、そして相手にセックスについて相談しないという結果が出ました。

大人世代は、セックスについてパートナーと本音で話すということ自体が難しく、めんどうだと思っていてもそれを口に出すことができず、セックスをしている女性がいるということ。そして、そういった女性の態度を「拒否をしないことはセックスを合意している」、つまり性的同意があると、大人世代の男性の思い込みがあるのではと推測できます。