2021.10.15

習近平の台湾威嚇が一転沈黙、腰砕けに、強烈!アメリカの対中逆恫喝

平和的統一発言と空軍機侵入停止の裏側

「武力行使」は使わず

今月9日、中国の習近平国家主席は辛亥革命110周年記念大会で「重要演説」を行い、「祖国の完全統一は必ず実現する」と、「台湾統一」への強い意欲を示した。

その一方習主席は、「平和的統一の基本方針の堅持」に言及して、台湾統一が「平和的統一」であることを強調した。その具体的な方法として香港式の「一国二制度」の適用にも言及した。

by Gettyimages

もう一つ注目すべきなのは、習主席がこの講話で「武力行使」に触れなかった点である。2019年1月2日、習主席は台湾問題について演説した中では、「外部の干渉や台湾独立勢力に対して武力行使を放棄することはしない。必要な選択肢は留保する」と語ったが、今回の講話には「武力行使」という言葉いっさい出ていない。

あるいは今年7月1日、習主席は共産党結党100周年記念式典の演説でも台湾独立の動きに対してそれを「粉砕する」とも述べたが、今回の演説からはこのような恫喝めいた激しい表現が消えている。

 

しかしよく考えてみれば、習主席が示したこのような「平和姿勢」は実に摩訶不思議なものである。というのも、その演説の直前の10月5日までに、中国軍機が5日連続台湾の防空識別圏に侵入してきて露骨な軍事恫喝を行ったばかりである。

軍事恫喝を行った直後に、同じ相手に「平和」を訴えるとは、一見滑稽にも見える矛盾なる行動であるが、その背後に一体何かあるのか。

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