2019年、未婚の母で結婚するつもりもなく47歳まで生きてきたが、14歳の娘に実の父親の話をすることができ、婚活することを決意したナナさん。現在NYを拠点に暮らし、婚活サイトにも登録してアグレッシブに婚活することに。その様子を名前を伏せてリアルに伝える連載「N Y婚活日記」、これまで会社のお金を横領して逮捕されていたり、国際ロマンス詐欺だったり、実は婚活どころかリアルに会うことも望んでいなかったりとなかなかな体験をお伝えしてきた。

9回目は、前回その出会いについて伝えた「メキシコ系アメリカ人のイケメン」Sとの婚活について伝えてもらう。前編ではまず婚活していることを周囲にオープンにしたきっかけから、アメリカでの婚活で「食の好みを合わせる」というのはとてつもなく難しい理由、そしてこの彼・Sの場合は果たして……。

ヤマサキナナさん「NY婚活日記」今までの連載はこちら
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6人中5人がお酒を飲まない驚きを言いたくて

ネットで婚活も1年半が経った頃、私は突然マッチングサイトで婚活をしていて経験したあることをSNSに書きたくなり、それを書くためには婚活していることも書かなきゃ……となり、もういっか! という勢いで自分のS N Sにネットで婚活していることを書いてしまいました。
その時の内容は「すごい告白をしてみる。この1年間、マッチングサイトで出会った6名とデートをしたのですが(主に公園で会うなどソーシャルディスタンスを保ちつつ、マスク厳守)そのうち5人が『お酒は一切飲まない』とのこと。アメリカ人、ストイックすぎないか!?」というものでした。

マッチングサイトであった人のほとんどがアルコールで乾杯できなかったことに衝撃を… Photo by iStock

反響はもちろん、お酒の部分より「マッチングサイト」へのリアクションが多々。「ええ!? そんなこと告白しちゃうの!?」というリアクションもありましたが「私もやりました! そのご縁で去年結婚しました!」とか「そういう話聞きたい!」とか割と前向きなコメントが多く、さらには「実は私もネットで婚活して結婚したよの! 粘ってね!」とリアルに3人からメッセージがあり、なんだか前向きな気分になったのでした。

米国で食の趣味嗜好を合わせるのは難しい

ちなみに、この「アメリカにはアルコール飲まない人が沢山いる」は本当で、もしかすると私の周囲にいる日本人が飲み過ぎだという話もあるのですが(苦笑)、アルコールに溺れて死んだ人や人生台無しにした人が多すぎるのか、アルコールには割と神経質で、タバコ同様「一度飲んだらやめられなくなる!」と過剰反応している人が多いのは事実です。しかしながら6人中5人「体質とか関係なく、私は飲みません!」というのはちょっとびっくりしました。

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そんなわけで、日本にいると「お酒をいっしょに楽しめる相手がいい」とか「食の趣味とか合わないと厳しいよね」とかよく言いますが、アメリカに来ると食の趣味も「ベジタリアン(主に卵と乳製品はOK)」に始まり「ヴィーガン」「ペスカトリアン(魚は食べる)」「コーシャー(ユダヤ教の食習慣)」「グルテンフリー」「シュガーフリー」「赤身(牛豚羊)のお肉は食べない」とまあいろいろあるので、自分と一緒じゃないと嫌! と言っていると全然出会いがないので、本当にこの辺りは「相手に押し付けないならいい」「私がお酒飲んだり、お肉食べたりしても気にしないならいい」というレベルにまで落ち着きました。

母はベジタリアン、娘は肉好きで野菜は嫌い、妹は魚好きで肉は嫌、なんて家庭もある Photo by iStock