韓国に裏切られた「岸田文雄」
目の前の国内世論を優先し、物事が180度違う流れに進むことがあるのもまた韓国である。和解・癒し財団の解散はその一例といえるだろう。
その時の外務大臣が岸田文雄現首相である。

中央日報によると、2015年の外相会談で岸田元外相が安倍晋三元総理に対して「いま合意しなければ日韓関係は漂流する」と押したという。しかし、問題解決のため日韓外相会談に尽力し、やっと勝ち得た外交努力をあっさりとくつがえされたのだ。
つまり、韓国内の「予想だにしない展開」に裏切られた日本人がこのほど日本の総理になったといえる。
徴用問題に関しては、それまで日本政府は解決努力を惜しまなかった。2019年1月、日本政府は韓国へ2国間協議を申請したが韓国は応じず、同年5月には日韓両国と第3国の委員を交えて仲裁委員会の開催を要請した。
しかし、これらの歩みよりは文在寅政権によってすべて無視、拒否されている。そして、そのタイミングで日本政府が韓国を貿易管理上の優遇措置対象のホワイト国から韓国を除外したことで、情動的な韓国の国民感情に火をつけた。「経済制裁か?」と騒ぐ中、元徴用工問題はどんどん拗れ始めた。