2021.10.11
# 日本株 # 東証

「岸田ショック」日経平均“急落”のウラで、日本株「上がる&下がる」銘柄の全実名

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マネー現代編集部 プロフィール

実際にイギリスの経済紙フィナンシャル・タイムズは、今回の事態を「岸田ショック」と称して報じた。

「『新しい日本型資本主義』『成長と分配の好循環』といったキャッチフレーズを掲げて総裁選を勝ち抜いた岸田氏ですが、海外の投資家には響かなかったようです。

デジタル改革や働き方改革、各種規制緩和など、日本経済にはまだまだ課題が数多く残されているなか、海外の投資家から『成長よりも分配を優先するのではないか?』と見られ、裏目に出ました。おそらく、10月末の総選挙に向けて有権者を意識して、格差是正に力点を置いたのだと思われますが、それが彼らの警戒へとつながったのではないでしょうか。

また総裁選で金融所得税率の引き上げに言及したこともあり、投資が鈍り経済成長を阻害するのではないかとの見方も出ています」(株式アナリスト)

 

同じタイミングで、海外の情勢がマイナスに働いたことも痛手だった。

「9月後半から、中国の不動産会社である恒大集団の経営悪化が報じられていて、一部ではリーマン・ショック級の不況になるとの意見もありました。アメリカ連邦政府の債務上限引き上げ問題も報じられていて、総じて向かい風だったと言えます。

経営悪化が報じられた中国の不動産会社恒大集団[Photo by gettyimages]

ただ8日の終値は好転したため、これから総選挙にかけて少しは市況が変化するかもしれません」(前出の株式アナリスト)

政経両面で「ご祝儀相場」が訪れず、厳しい幕開けを迎えた岸田政権。今後10月31日投開票の総選挙に向けて、市場がどのように動いていくのか注視したいところだ。

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