遠慮がちな性格だったのに息子のように甘えるように

【でんじろう】

でんちゃんことでんじろうが家族になったのは5歳の時。この子も小梅と同じように、過酷な環境で生きることを強いられる繁殖場の出身だった。ビフォーの写真の目は虚ろで、力がなく、申し訳なさそうな顔をしている。

保護された当初は申し訳なさそうに困った顔をしていたでんじろうくん。写真提供/公益財団法人動物環境・福祉協会Eva

「やっぱり最初の頃は何をするのも遠慮がちで、自分を出すということがありませんでしたが、約3か月でアフターの写真のようになりました。あれほど控えめな子だったのに、驚くほど自己主張が激しくなって、いつも私の後ろをついて回るようになりました」

-AD-

まるで息子のように、いつも彩さんから離れなかったでんちゃん。彩さんも、東京で仕事がある時に関西の自宅からでんちゃんを東京へ連れて行くこともあった。そんなでんちゃんは今年の春、14歳で天国に旅立った。

甘えん坊でいつも杉本さんの後をついて回っていたでんじろうくん。こんなにも明るい表情に!写真提供/公益財団法人動物環境・福祉協会Eva
信頼できる人を見つけた力強い視線のでんじろうくん。写真提供/公益財団法人動物環境・福祉協会Eva