2021.10.09
# 音楽

リーダーTAKUROが“コロナ禍”のアルバム制作で見出した「GLAYらしさの本質」

現代ビジネス編集部

「メンバーの反対を押し切って」

アルバムのラストは「デモテープをそのままアルバムに入れた」という一曲、「桜めぐり」で締め括られている。「メンバーの反対を押し切って、無理矢理入れた」TAKUROさんは語る。

――この曲には「一貫してブレないGLAYの音楽の本質」が隠されていると言いますが…?

いつもならば絶対にそんなことはあり得ないんですけど、「本番で録り直したら、同じ雰囲気は出せないな…」と思い、作り込んでいないデモ音源を収録しました。

おぼつかないギターにのせてサラっと歌うような作品が、如実にGLAYの“本質”を表していて、今だからこそ、世の中にも自分たちにも聴かせたい。それがこの「桜めぐり」という曲だったんですよ。

こんな社会状況ではありながらも、GLAYは良い人間関係を築き、充実した活動が出来ている。今の僕らを象徴している曲ではないかなと思っています。

 

――アルバムのリリース後には、久々のアリーナツアーも控えています。TAKUROさんが考える「GLAYらしさ」とは何ですか?

今こんなにメディアが多様化しているなかで「“GLAYらしさ”とは何か?」を考えることがあるんですけど…。

「生まれた意味を問いかけるような自問自答の曲」も、「3分間のパーティーソング」もあるなかで、俺たちGLAYが目指すのは、メンバーと一緒に過ごしながら、キャンプファイヤーで演奏していたい。

そこには大勢の仲間やファンが一緒にいて、それぞれが抱えている悩みや痛みが一瞬だけでも和らぐ。そんな場所を作っていくことですかね。

「GLAYのライブに行けば、元気になれる」と感じてもらったりとか、みんながずっと大切にしている場所に、情熱を燃やして音楽をやっている俺たちがいること。それ自体が“GLAYの存在価値”なんじゃないかなと…

それぞれが自分の音楽を追求しつつも、4人が集まった時の“GLAYらしさ”は何とも言えないものがある。

“GLAYでしか作り得ない雰囲気“や、いつまでも変わらない4人の絆をお伝えすることで、喜んでくれる人がいるんじゃないかな…。僕らは僕らの音楽を届けるまでですが、これからも「どこかで塞ぎ込んでいる人たちの肩を撫でるような存在」になっていけたらいいなと思います。

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