横浜高島屋の地下にある「カナガワベーカーズドッグ」(ハットコネクト提供)
# ベンチャー # パン

「パン屋の未来」を切り開く、パンのサブスク、セレクトショップが人気の理由

食事パンのおいしさを伝えたい

各地で「パンイベント」が開催されたが…

あちこちの町で、高級食パン専門店の出店が続く。テレビの情報番組が繰り返しパン特集を組む。10年以上続くパンブームは新しいビジネスを生み出し、今はパンブーム2.0とでも呼びたい状況になっている。これはどういうことか。

パン人気をけん引してきたのが、コロナ前まで東京を中心に各地で開催されてきたパンイベントだった。世田谷区三宿で開かれる世田谷パン祭りの開始が2011年、青山ファーマーズマーケットの中で開かれる青山パン祭りが2013年、横浜赤レンガ倉庫前で開かれるパンのフェスが2016年からだ。

各地の人気パン屋が出店するとあってパン好きが押し寄せるが、実はこうしたイベントはパン屋にとって利が薄いという欠点があった。大手のメーカーと異なり、製造過程に手作業の部分が多く、オーブンの容量も限られている。イベントのためにふだんよりたくさんのパンを焼くのは、店にとって大きな負担がかかる。臨時休業し、イベント用のパン製造に専念する店もあるのだ。

出店によって知名度が上がり顧客が増えるならともかく、実はそうしたリピートが望めない場合も少なくない。ショップカードも設置されていないイベントの場合、店の情報を客側がストックすることは難しいからだ。

Photo by iStock
 

パン屋の悩みを解決する「セレクトショップ」

そんな中、出現したのがパンのセレクトショップだ。大阪・梅田の阪神百貨店本店で、2018年に開業した「パンワールド」が皮切り。最近は名古屋や京都など、各地で開業している。

横浜高島屋の地下で1年2カ月のプレ営業期間を経て、今年3月に正式オープンしたのが「ベーカリースクエア」。オープン当初から大勢の人が押し寄せる店内には、約40ブランド、500種類ものパンが並んでいる。

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