犬と猫と暮らす日常をコミカルに描いた大人気コミックエッセイ『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』。10月13日に最新刊である7巻が発売されるのを記念して漫画家・松本ひで吉さんに取材しました。

著書の『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』の作中では、天真爛漫で愛嬌たっぷりの「犬くん」とマイペースでヒール感漂う「猫さま」の対照的なキャラクターが面白可愛く描かれ、その様子が老若男女問わず多くの読者から支持されています。全4回に分けて掲載する取材の3回目は、犬くんと猫さまと暮らすなかで、松本さんが感じている「動物たちと一緒に暮らすことの素晴らしさ」についてです。

松本ひで吉さんの取材、第1回目はこちらから

シンプルな生き方の「心への作用」

犬や猫は「食べて、遊んで、寝る」を日々繰り返している。世の中がどれだけ揺らいでいようとも動物たちの営みはただただシンプルだ。そのあり方に松本先生自身も実感した心への作用があるという。

犬くんです。なんて可愛いんだ…!!!! 写真/著者提供
猫さまです。尊さの極み。写真/著者提供
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「具体的に診断を受けたほどではないんですけど、仕事がうまくいかなったりして、心身ともに疲れてしまっていた時期が過去にありました。そのときに動物に対して感受性が高まっていたせいもあって、犬や猫と暮らすことですごく癒された経験があります。

まず犬は主人が大好きなので、何をしても肯定してくれる。主人がたとえ人を殺しても、村を焼いたとしても、どこまでもついていく。犬はそのくらい何をやっても肯定してくれる存在です。人間は社会に出ると、人間関係で否定されたり、傷つくこともあるけれど、そんな自分でも全部許してくれるんです」

見ているだけで癒される、犬くんと猫さま。写真/著者提供