〔PHOTO〕Gettyimages

韓国で「結婚できない男性」が、いよいよ増えている理由

30代では半数が…

未婚の男女が激増

韓国では5年に一度、日本の「国勢調査」に相当する「人口住宅総調査」が行われる。9月27日には、一部の結果、具体的には「人口・世帯基本項目」が公表された。そこで、そのなかから、興味深い結果をみることとする。

公表資料のうち、興味深い結果のひとつとして未婚人口比率がある。2015年に比べて2020年は、すべての年齢階級で未婚人口比率が高まっているが、30~39歳は最も大きく高まっている。

過去30年間の30歳代の未婚人口比率をみてみよう。1990年は、女性は4.1%、男性は9.5%に過ぎなかったが、2000年には、それぞれ7.5%、19.2%に高まった。2010年は、女性が20.4%となり、男性は37.9%となった。そして、2020年には、女性は33.6%と3分の1以上、男性は50.8%と半数以上が未婚となってしまった。

ソウルのハンガン公園に集まる若者たち〔PHOTO〕Gettyimages
 

韓国や日本は欧米と異なり、結婚してから出産が行われることが大半である。よって未婚人口が増えるということは、そのまま少子化につながってしまう。事実、韓国の合計特殊出生率は2018年から1を割り込み、2020年には0.84まで下がってしまった。30歳代の女性の3分の1、男性の半数以上が未婚の状態となったということは、出生率の低下、ひいては将来の経済成長の低下や財政負担をもたらす重大事である。

このように30歳代の未婚人口比率が高まった背景には、初婚年齢の高まりがある。平均初婚年齢をみると、2020年では男性が33.4歳、女性が30.8歳で、20年前と比較してそれぞれ、3.9歳、4.3歳ほど高まっている。同じ年の日本の平均初婚年齢が、男性31.0歳、女性29.4歳であり、韓国では晩婚化が進んでいることがうかがえる。

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