ジェンダー平等と夫婦別姓は関係ない?

意外だったのが(と言っては失礼ですね)、片山さんがジェンダーギャップの解消には非常に熱心に取り組もうとされていたことです。別姓に反対する議員がクオータ制(候補者や議席の一定数を女性に割り当てる)にも反対しているケースが目立ちますが(典型例が高市さん、両方に明確に反対されています)、片山さんは過去のインタビューでも早くから女性の候補者を増やすために声を上げてきたと話されていますね。
さらに先の番組でも、もっと企業における女性役員の数を増やし、男女の賃金格差の解消をするべき、戦うべきはそちらではないのか、ともおっしゃっています。

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私はジェンダーギャップ指数が156ヵ国中120位という恥ずかしいほどの状態では、ありとあらゆる政策、施策を総動員しないとジェンダーギャップは解消しないと思っています。片山さんにはぜひ先頭に立って、なし崩しに先延ばしされた2030(2020年までに指導的地位に占める女性の割合を3割にという目標)をどうしたら早期に達成できるのか、企業における女性役員・管理職のクオータ制度導入、女性に多い非正規雇用の改善、男女の賃金格差是正などに取り組んでいただきたいです。

「経済」「教育」「医療へのアクセス」「政治参加」という4つの分野で男女格差が指数化したジェンダーギャップ指数。日本は経済分野については117位、政治参加に至っては147位とかなり低く、ジェンダーギャップ指数を下げる要因となっている。日本は156ヵ国中120位で、2020年の121位より1位上昇したが、G7の中で最下位 illustration/iStock

ですが、それを進めることは別姓制度導入を後回しにする理由にはならないのではないでしょうか。片山さんは別姓の議論を進めると、なぜかジェンダーギャップの解消の本質的議論が遅れると話されましたが、あらゆるジェンダーに関する議論を同時に進めればいいのではないでしょうか。むしろそうでもしないと、この絶望的なジェンダーギャップの現状を変えることはできないと思っています。