2021.10.03

空気階段、ザ・マミィ、男性ブランコ「キングオブコント」勝ち残った3組の「意外な共通点」

ファイナルステージのネタは?

では、ファイナルステージの空気階段、ザ・マミィ、男性ブランコの3組のネタはどうだったのでしょうか。

ネタ内容の詳述は割愛しますが、男性ブランコは、再び「異質な他者と豊かな関係を築く」要素の強いネタ(レジ袋をケチった男の末路)、一方、ザ・マミィは、異質な他者が登場しない、一本目とはかなりテイストの異なるネタ(社長と専務)を披露しました。

スゴかったのはやはり、優勝した空気階段です。ファイナルステージのネタは、小学5年生のときに自分が描いた「メガトンパンチマン」なるマンガのコンセプトカフェをやっているおじさんとその店にきた客のやりとりを描いたものでした。

話が進むにつれ、このおじさんの奇妙な行動がどのような思いや歴史(かつて自分で描いたマンガ)に裏付けられているのかが明らかになっていき、それにともなって徐々におじさんが愛おしく思えてくる。おじさんと客が豊かな関係を築く様を目の当たりにしつつ、ネタを見ている視聴者もおじさんと豊かな関係を築けたかのように思える、スゴいネタでした。

彼ら3組のネタは、異質な存在にツッコミを入れながらも、そのことで相手を切り捨てるのではなく、ツッコミによって関係を築き、豊かにしていくような、あたたかなテイストに溢れていました。

〔PHOTO〕iStock
 

ところで、3組のネタを見ていて思い出したテレビ番組があります。テレビ東京の人気番組『家、ついて行ってイイですか?』です。

ご存知の方も多いと思いますが、終電を逃したり、激安スーパーで買い物をしていたり、銭湯に来ていたりする市井の人の家についていき、話を聞くという、シンプルながらとてもおもしろい番組です。

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