エンジャパン(4849)
■相関係数:米国株0.18、中国株-0.06
同社は「エン転職」を中心とする求人情報サイトの運営と人材紹介が主力。「エン転職」は大手転職サイトの一角で、サービス関連・流通・小売などの業界に強い。これらの業種では、常に人手不足が深刻化している。業界の景況感と人流が回復するにつれ、転職市場における存在感も増してくるだろう。
22.3期1Q(4-6月)の経常利益は前年同期比87.2%増(23.1億円)に拡大した。4-9月期(上期)計画に対する進捗率は56.1%と高く、業績の回復傾向が確認された。
企業の求人用ホームページ作成や求人票を無料化するサービス「engage」の成長が、株価の本格上昇に向けた起爆剤となりそうだ。

中間決算シーズンを挟んで、株式市場の目線は今期予想から来期予想へシフトするだろう。来期業績の回復期待を見据えれば、国内景気の回復に敏感な銘柄への注目度は高まろう。
10月の海外株式市場は大荒れになりやすいとの経験則(アノマリー)も意識されるなか、構造改革の進んだ好業績銘柄に注目しておきたい。