iDecoなど「確定拠出年金」、「20年間やり続けたら」ついにわかった「意外な真実」

山崎 俊輔 プロフィール

つまり、確定拠出年金の資産は、私たちの将来の安全のためにきちんと資産が守られている仕組みといえるわけです。

20年をかけて、それこそ「老後に2000万円」問題が浮上するより前から、確定拠出年金制度は国民の老後資産形成の基盤を形作ってきたといえます。

資産規模も「老後に1000万円」を目指すまでに成長

確定拠出年金ビジネスを担当する金融機関が厚生労働省に登録をすると、法律上の用語で運営管理機関と呼ばれます。

この業界団体の統計資料を読むと、確定拠出年金が「老後に2000万円」を支える力を持ち始めていることが分かります(運営管理機関連絡協議会「確定拠出年金統計資料(2020年3月末)」より)。

確定拠出年金に注目する人が増えている Photo/gettyimages
 

企業型DCの加入者の平均残高は182万円となっています。とはいえ定年退職直前者ほど金額は増えており、50歳代の平均額は358万円、60歳代で407万円まで増えます。会社の制度にもよりますが、1000万円近くになることもしばしばあります。

iDeCoの加入者の平均残高は98万円です。こちらは積立枠が小さいことと、近年の規制緩和で加入した層が多く、まだ数年の積立しか行われていないことが理由です(新規加入者は必ずゼロ円からスタートする仕組み)。新規加入者が増えてゼロ円スタートするほど、全体の平均残高も下がってしまう傾向がありますが、これは中長期的には大きな資産形成を呼ぶことになります。

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