2年間シャーと威嚇。今は超甘えん坊

【すずらんちゃん】(メス)

激変ぶりといえば、こちらのすずらんちゃんもすごい。すずらんちゃんは現在の飼い主さんの隣の家の屋根に住み着いている野良猫だった。雨の日も雪の日も、怪我をしているときもいつも屋根にいるその姿が気になってしょうがない存在になっていったという。

野良猫のハードな生活を象徴するような、保護前のにらみ顔のすずらんちゃん。写真提供/公益財団法人動物環境・福祉協会Eva

「私は猫を飼ったことがなくて無知だったので、保護団体に捕まえ方と飼育方法を教えてもらい、徹夜で捕獲して家族に迎えました」という飼い主さん。「2年間はシャー、近づいたら逃げられ、触れば人間は流血させられることもありましたが、或る日突然、心を開いてくれました。家族になって3年目の今は、抱っこも好きな甘えん坊です」とのこと。外ではちょっと強面で勇ましい感じだったすずらんちゃんのアフターは……。

-AD-

「(爆笑)すずらんちゃん、どうしちゃったの、何があったの?!」(杉本さん)
 すずらんちゃん、お腹も見事にもふもふで、変われば変わるものだ。

野生はどこえやら。へそ天で平和に暮らすすずらんちゃん。表情も穏やか顔に。写真提供/公益財団法人動物環境・福祉協会Eva

「顔つきも違うし、もう野性味もゼロな感じで、猫のプライドはない、みたいな(笑)。でもこの飼い主さん、あっぱれです。慣れてくれるまでは根気がいるもの。2年間もシャーシャー言われて流血もして、絶対に心が折れそうになることもあったと思います。それをここまでの姿にした飼い主さん、本当に素晴らしい」(杉本さん)

「無知だった私がTNR活動をするようになったのも、この出会いがきっかけです。いろんなことを教えてくれた猫です。何よりも大切な存在です」と飼い主さんも。