2021.09.29
# 介護

私は夫を見捨てた…?若年性認知症の50代夫を老人ホームに入れた妻「その後の葛藤」

渋澤 和世 プロフィール

夫のために、最期まで

今の気持ちを真由美さんはこう語ってくれました。

「私もいずれは親の介護をする日が来ることは予想していました。ところがそれが現実になる前に夫の介護をしなければいけなくなった。日々、衰えていく夫を見るのは正直、心が折れそうです。

でも、私が行けば今も夫の表情が明るくなる。本当は、定年後は二人で海外旅行を楽しもうと計画していたが、恐らく無理でしょう。それを言っても仕方ない。最期まで夫のためにできることはしたいと思っています」

photo by istock
 

若年性認知症は、高齢で発症する認知症に比べ、理解しにくい、されにくい病気と言えるでしょう。特にアルツハイマー型は、原因が特定されていません。

それはつまり、だれに起こるかもわからないということです。しかも、年齢が若いが故に、大きな影響を家族に与えてしまうこともあります。

介護現場でも、力の強い方の対応はまだ十分とはいえない状況も考えられます。それだけに早期発見・早期治療、サポートや支援を活用することが大切といえるでしょう。

少しでも異変を感じたら、躊躇せず検査を受けてほしいと思います。

関連記事

おすすめの記事